オジギソウの秘密

何日前に伊豆高原のホームセンターで、花の鉢植えを買い求めましたが、花の傍に草の

鉢植えがありました。「オジギソウ」です。特に珍しい訳でもないのですが、指先で葉を触ると

葉を閉じてしまう動作が面白くてついでに買いました。マンションに帰ってきてから葉の動きの

原理が気になりました。動物には「筋肉」があり、その伸縮で該当部位を動かしますが、

植物である「オジギソウ」には筋肉に該当する組織があって葉を閉じたり開いたり出来るのか?

開いている状態。↑

閉じた状態。↑

パソコンで「植物にも筋肉があるのか?」と入力して検索。やはり同じ考えを持つ人達が同じように

検索していました。

なぜ外部的な刺激によって葉を閉じるのか?辞書によると、

【 接触、熱、風、振動といった刺激によって小葉が先端から一対ずつ順番に閉じて、最後に葉全体が

やや下向きに垂れ下がる。この一連の運動は、見る見るうちに数秒で行なわれる。

この運動は特定の部位の細胞が膨圧(細胞の液胞中の水やその他の含有物によって細胞壁にかかる力)

を失うことによって起こる。オジギソウが刺激されると、茎の特定部位が刺激されカリウムイオンを含む

化学物質が放出される。カリウムイオンは液胞から水を排出させ、水は細胞外に拡散する。

これによって細胞の圧が失われ収縮する。この異なる部位間での膨圧の差によって葉が閉じ、

葉柄が収縮する。このような特徴は、マメ科のネムノキ亜科内で極めて一般的である。

刺激は近くの葉にも伝達される。】

お分かりでしょうか?手っ取り早く言うと、葉から水分が移動して「枯れた」ような状態になるのですね。

オジギソウが動物などの捕食者から身を守るため「枯れた」ように見せかけているわけです。

他にも夜間は、葉を閉じて枯れたように萎んでいます。(k)

 

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